平成4年に発刊したものだが、その前年平成3年に「馬番連勝」が本格発売された時期と同時進行のかたちで当時の「週刊競馬報知」誌に連載していたものを、加筆修正し1冊にまとめたもの。記載資料は大分古くなっているが、内容については今でも十分活用に耐えうるものとなっている。競馬ファンなら、ぜひ一度は読んでいただきたい司馬武涼初期の自信作。
司馬武涼 著書
5点でとる馬連必勝法
SD指数をマニュアル化した本で、理論書というよりも実戦編的な内容。5点買いにこだわりSD指数と当日の人気とのバランスから買い目を一覧表にしたもので、各パターンにおけるチェックポイントなども併せて掲載してある。SD指数としては始めて買い目組み合わせを提示した。このマニュアル化したものが、今でもSD指数馬券作戦の基本となっている。
ころがし馬券
SD指数で馬券を楽しむ一種のバリエーションとして「ころがし馬券」をテーマにしてある。多少お遊び的内容で片意地を張るようなものではないが、配当2000円前後の中穴馬券を仕留めるにはどのようなパターンの時が狙い目なのか、そのことに主眼を置いてある。テーマは「ころがし」だが本当の狙いは今まで書き残してきたこの中穴馬券の取り組み方。新「ころがし」方法も提示してある。
1番人気が消えるとき
前作「よく当たるSD競馬必勝法」に引き続き、SD指数活用のレベルアップを目指したもので、本書では単勝人気にこだわり、SD指数との関連から「どのような状況の時に1番人気馬は負けるのか?」このことをテーマに据えてある。単勝1番人気に支持された馬は年間平均で約55%もの連対率があり、この馬の取捨が予想する上では最大のポイント。この選択方法を集約した内容となっている。
SDパワーで勝つ
司馬武涼の新馬券シリーズ第2弾は、どんなレース状況の時に、どの種類の馬券が最も有効なのかがテーマ。
「馬単」「3連複」の登場で、選択肢の広がった馬券戦術。これに根強い人気を誇る「馬連」、3種類の馬券をどう使い分けるか、そしてその攻略法をデータを基に取り組んでいる。
巻末には各馬券ごとに買い目マニュアルまで提示、実戦に対応した内容となっている。
万馬券を取る初めてのデータ
これも「週刊競馬報知」誌に連載していたものを加筆修正したものだが、どのような状況の時に馬連の万馬券が発生しているのかを、データ中心に分析検証したもの。さらにそのデータにSD指数を加えることで、より確実性を高め〃万馬券を狙い撃つ〃ことが可能であることにチャレンジした内容となっている。
よく当たるSD競馬必勝法
SD指数活用のレベルアップを目指した内容で、堅いレースと荒れるレースの見極めをテーマに各レース条件を基に分析したもの。各競馬場別に細分化し、例えば東京競馬場の4歳以上900万下・芝1400mと芝1800m戦では、どちらが荒れる確率が高いのを調査してある。その上でSD指数との関係を絡めることで、より読者のスタンスに合った戦略に寄与できることを目的とした一冊。
SD指数勝利の法則
「1番人気が消えるとき」の続編的内容で、主に荒れるレースを見つけ出す方法と、その買い目の組み合わせを各競馬場別にマニュアル化してある。「よく当たる…」「1番人気が…」と続いた三部作の完結編的要素の強いものとなっている。約10年間続いたSD指数本としては最終局面に入ったと意識して書き上げた一冊だけに、著者としては非常に愛着が強くSD指数の集大成との位置づけ本。
3連複の攻め方が分かった!
2002年6月新馬券「3連複・馬単馬券」発売を期して書き下ろした本で、主に「3連複
馬券」を中心に記載してある。組み合わせ数が一気に増大することで、好配当がさらに
望めるようになったともに、その分的中させることも難しくなったと言われるこの新馬
券に対し、しっかりとしたシステム的な取り組み方をすれば意外と攻略し易い馬券であ
ることを、データを基に分析・証明した内容となっている。勿論「馬単馬券」に関して
も少ページだが触れている。